091024

柄谷行人集、ほぼ読み終わる。残すはトランスクリティーク。彼の思索のベースとなるものは大体において把握したと思う。
分裂病か、それとも偏執狂か。Schizophrenia and paranoia. 個人的にはパラノイアの方が好きだ。

Arpad Szakolczai(匈牙利風に読むとアールパード、らしい。知り合ってもう半年になるが未だに名字を何と発音してよいのかわからず、呼びかけるときは Arpad と呼んでいる)教授にメールを送る。「ジャケットと論文届きました、ありがとう。ところで山口昌男に代表される日本のトリックスター論者はおしなべてそれを肯定する人ばかりです。随分と Political Anthropology における論調と違うので驚きました。風邪など引かぬようお気を付け下さい。」返信は素早かった。「非常に興味深いですね。ホイジンガが『ホモ・ルーデンス』で書いている日本文化における遊びの要素の記述とも一致します。」なるほど。

ホモ・ルーデンスは「遊ぶ人」という意味。Ludens は現在 ludic, ludicrous などの言葉と繋がっており、「遊び」「スポーツ」「おかしな」などを意味する。そういえば子供の時美味しんぼホイジンガが引用されていて感動したな。